関家具の数あるソファの中で、売れているのが〈アルフレード〉です。 このソファを手掛けたのは、以前の記事でもご紹介しました、「手描きスケッチ」によるデザインを得意とするデザイナー/Sさん。
構想から完成まで、一つ一つの工程に情熱と美意識を注ぎ込み、〈アルフレード〉というヒット商品を誕生させました。
なぜこれほどまでに多くの人に選ばれ、愛され続けているのか。その秘密を紐解いて、本記事では〈アルフレード〉誕生の背景や開発の舞台裏をご紹介していきます。

「アルフレード」が生まれるまで
―まずは、「アルフレード」開発のきっかけを教えてください。
S氏:アルフレードは、これまでのリラックスフォームにはない新しいジャンルを立ち上げる中で誕生しました。
―ところで、日本の市場ではアイランドソファはどのような状況でしょうか?
S氏:当時はまだ出始めたばかりで、日本では今ほどのアイランドソファの認知度は高くありませんが、今後人気が高まる前兆のようなものは感じました。
海外では某ハイブランドの高価なモデルがあり、国内メーカーもいくつかリーズナブルなモデルを出し始めている状況で、まだ注目モデルもありませんでした。
さらに市場調査をしていると、「高価格帯と低価格帯の間に」大きな空白があることに気づき、そこにハマるデザイン性が高く、且つ手に届きやすいソファを考えてみました。
―なるほど、市場の「穴」にぴったりハマるからソファを目指していたんですね。
デザインのこだわり
― デザイン面は、どんな工夫をされましたか?

S氏:これまでヨーロッパ諸国に足を運び収集した情報と培った感性を随所に盛り込み、フォルム全体のバランスはもちろん、曲線と直線の調和、クッションの角度や柔らかさなど、一切妥協せず何度も試作を繰り返しました。

また、脚部にはステンレスを採用しましたが、これもこと細かく図面を起こしてモダンさとオリジナリティを追求しています。 シンプルだからこそバランスやディテールに拘り、直感的にバリューを感じていただけることを強く意識しました。
― 脚まで根本からデザインされているんですね!細部までこだわっているからシンプルでも存在感があるんですね!
S氏:……実はある。
― 苦労した点や、特にこだわった部分は?

S氏:シンプルだからこそ、バランスやディテールで価値を伝えなければいけない点です。

S氏:「リビングの中心で人をつなぐソファ」です。
家族や友人が自然に集まり、寛ぎながら会話が生まれる。 そんなリビングシーンを
支える存在でありたいと思っています。 そのためにデザインと座り心地を追求しましたし、今では関家具のソファの中で最も多くの人に選ばれているモデルになったことを、とても嬉しく思っています。
まさに「暮らしの真ん中」という言葉がしっくりきますね。No.1に選ばれるのも納得です!
おわりに
アルフレードはただの家具ではなく、暮らしの中心に置かれる存在として生まれました。
洗練されたモダンデザインと自由度の高さ──その魅力が多くのお客様に選ばれ、関家具 売上No.1ソファへと成長しています。
今後ソファを選ぶ機会がありましたら、ぜひ「アルフレード」に込められた想いを感じてみてください。