暮らしに合わせて育つ、“失敗しないソファ”── グラシエーロという選択 ──

暮らしに合わせて育つ、“失敗しないソファ”── グラシエーロという選択 ──

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▲ご紹介するグラシエーロソファ

モジュールソファ〈グラシエーロ〉が目指した“くつろぎの形
「自分の暮らしに合ったソファって、なかなか見つからない。」

部屋の広さや家族構成、好きなインテリアのテイストや、日々の過ごし方。それぞれの暮らしが多様になった今、「これが正解」というソファのカタチは、ひとつではないのかもしれません。

そんな想いから生まれたのが、RELAX FORM®の〈グラシエーロ〉

このソファは、3人掛けやカウチといった“固定されたスタイルから一歩踏み出し、暮らしに寄り添う「組み合わせ自由」のモジュールタイプ

あなただけの「くつろぎ空間」をつくることができるグラシエーロの魅力を開発者のデザイナーAさんの言葉とともにお届けします。

はじめに|変化する暮らしに寄り添うソファ


── 今回はグラシエーロソファを手がけたデザイナーAさんに、開発の背景から細部のこだわりまで伺いました。

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開発のきっかけ|「暮らしに合わせて変えられる」発想から


── 
グラシエーロは“モジュールソファ”として展開されていますが、まずはこのソファが生まれたきっかけから教えてください。

Aさん:
暮らしって、本当に多様ですよね。一人暮らしの方もいれば、ファミリーもいる。引っ越したり、模様替えをしたり。
だから、「この形じゃなきゃいけないソファ」って、もう時代に合わなくなってきている気がしていて。

そんな中で、「暮らしの変化に寄り添えるソファ」があってもいいんじゃないかって。
それがグラシエーロの出発点でした。

── 確かに、「ずっとこの形で固定」という考え方自体が、もう古くなっているのかもしれませんね。

モジュール構造の魅力|“育てていけるソファ”という考え方


── 
つまり、「形を固定しないソファ」なんですね。

Aさん:
はい。カウチや3人掛けといった定型サイズではなく、モジュールを自由に組み合わせられるようにしました。
置き方を変えたり、増やしたり減らしたりしながら、使う人のライフスタイルに合わせて“育てていけるソファ”というイメージです。

── “育てるソファ”って素敵な表現ですね。住まいと一緒に成長していく家具、という感じがします。

デザインのこだわり|「余白」がつくる美しさ

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── 見た目はとてもシンプル。でも、よく見ると曲線がきれいで、ディテールに品がありますね。

Aさん:
ありがとうございます。 今回特にこだわったのが「余白の美しさ」です。

肘がないデザインだからこそ、空間に“抜けをつくることで、全体がすっきり見えるようにしました。でも、ただシンプルにするだけではなくて、背クッションのマチや脚のフォルムなど、細かいところに柔らかさとあたたかみを込めています。

──「空間の中に、ちょうどよく溶け込む」感覚が、絶妙だなと思いました。

ディテールの工夫|マチと脚に込めた美意識

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── どんなところにこだわっていますか?

Aさん:
たとえば背クッション。マチの取り方ひとつで、見え方って大きく変わるんですよ。

今回はフェザーの柔らかさを“見た目にも伝えるように、何度も試作を重ねて、今の形にたどりつきました。

脚も、既製品ではなくゼロから設計したオリジナル。 空間になじみつつ、ちゃんと個性が出るバランスを探りました。

── なるほど。 細部をとことん突き詰める姿勢に、プロフェッショナルの情熱を感じます。

素材へのこだわり|手に吸い付くような肌ざわり

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── 素材についても、肌ざわりが印象的ですね。

Aさん:
張地には、プライムレザーテックスという素材を使っています。
ヌバックレザーのような繊細な起毛感と、しっとりとした触感が特長で、手に吸いつくような気持ちよさがあります
視覚的にも、上質な印象がぐっと増します。

── 触った瞬間、「あ、これ好きだな」と感じたのは、そのやさしい手ざわりが理由だったんですね。

座り心地と構造|“ズレないことも、やさしさ

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── 座っていて「ずれない」のも、さりげなく嬉しいポイントでした。

Aさん:
肘がないソファって、どうしてもクッションがズレやすいんですよ
だから今回は、あえて座面クッションをフレームに固定しました。フェザーの偏りも抑えるような内部構造にしているので、使い心地の安定感にもつながっていると思います。

── デザインだけでなく、「見えないさしさ」も、このソファの魅力ですね。

このソファの“イチオシ|自由なレイアウトで、暮らしにフィット

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── 「イチオシ」のポイントは何ですか?

Aさん:
「自由に使えること」ですね。どの向きからでも座れて、好きなように並べられて。 住まいや使い方が変わっても、また新しい組み合わせで使い続けられるそんなふうに、暮らしに寄り添える存在になってくれたら嬉しいです。

──「こう使うべき」と決めつけないソファだからこそ、長く愛せるかもしれませんね。

今後の展望|ソファから空間提案へ


── 
今後、グラシエーロのシリーズ展開なども予定されていますか?

Aさん:
はい、いまコーナーソファやテーブル、シェルフなども視野に入れて企画を進めています。
空間全体をトータルで提案できるようなシリーズに育てていきたいですね。

── 家具というより、“暮らしそのものをデザインしている印象です。

どんな人に届けたいか|暮らしを変えていくすべての人へ


── 
最後に、グラシエーロをおすすめしたい「暮らし」があれば教えてください。

Aさん:
一人暮らしのワンルームから、家族が集まるリビングまで、本当に幅広くおすすめできます。

特に「ソファが欲しいけど、今部屋に合うサイズが見えない」と悩んでいる方には、ぜひ試してほしいです。
グラシエーロは、暮らしに合わせて「形を変えていけるソファ」なので

── まるで服のように、自分の暮らしに“フィットさせていく感覚ですね。

おわりに|“呼吸する家具として


──
 「余白のある暮らし」を楽しむためのソファという感じですね。

Aさん:
家具って、空間を飾るものじゃなくて、空間と呼吸”するものだと思うんですだから、あえて詰めこまないことで、美しさが際立つ。

グラシエーロは、そんな存在になれたらと思っています。